八龍 の 家 2

07.06.23


「八龍の家2」の工事が始まりました。
始めてお会いしてから、着工まで1年8ヶ月程かかり
ました。土地探しから始まり、設計期間1年と1ヶ月
を要し、無事、本日を迎えることが出来ました。大変
厚い信頼をいただき、長い設計期間にも粘り強く付合
っていただき、充実した設計期間となりました。

今日は晴れて地鎮祭となりました。

向かいが「八龍の家」で、丸い家でしたが
今回は真四角の家です。
来年の春には、両方並んだ景色を見ることが出来ます。
楽しみです。


07.06.26


早速、土工事となりました。
今回も傾斜地です。
もうすっかり慣れて
この程度の傾斜は、とても気が楽です。
天気次第ですが、今週中には地盤改良も終える予定
です。


07.06.30


一昨日から始まった地盤改良工事も
今日で完了しました。
毎度のことですが、改良後の埋め戻し用残土を
予定通りに残すのはとても難しいことです。

たいがいは、足らなくなるのが心配なので
多めに残しておくと、土が残りすぎて
後の処理に困ってしまうのですが、
今回は思い切ってぎりぎりの計画で指示しました。

そうしたところ予定通りになりました。


07.07.02


今にも泣き出しそうな空模様ですが、
朝から捨てコン打を行いました。
30分程で終わりました。
明日の墨出しの準備のため
シートを被せて現場を後にしました。


07.07.04


昨日、予定通り墨出しをして
今日からは、基礎の鉄筋工事です。
名古屋近郊は、必ず指名する鉄筋職人の本間さんです。
先週は、「竹ノ山の家」の基礎配筋をやってもらいま
した。今回は規模も小さく、比較的平坦な場所なので
ひとりでやってもらう予定です。


07.07.06


今日は2度の配筋検査を受けました。
午後2時からは、「住宅保証」の検査。
その一時間後に今回お世話になった構造家の田原さん
です。田原さんは、木造の構造家として全国でも名の
知られた方です。さすがに厳しい検査でありましたが、
おおむね鉄筋の組み方にお褒めのお言葉をいただき
ホッとしました。
鉄筋職人の本間さんで本当に良かったです。


07.07.07


今日は、設備と電気の配管工事です。
午前中に位置等の確認をしました。

週明けは、コンクリート打の予定です。
どうにか天気ももちそうな感じなので
予定通り打ちたいと思います。


07.07.09


予定通り、基礎コンクリート打です。
12M3程のコンクリートだったので
無事午前中に終えました。
締め固めのための再振動の
指示をして現場を後にしました。


07.07.19


雨で10日ばかりブランクができましたが、
週明けから墨出し等のやって
今日壁の型枠の建て込みに入りました。
明日から鉄筋工事に入るので
今日中には外壁廻りの型枠は終えてしまう予定です。


07.07.31


明後日のコンクリート打に向けて準備は順調に進ん
でいます。今日は、設備や電気配管をしています。
その他、土台や柱のためのアンカーやホールダウンを
鉄筋に溶接しました。

午後からは、木構造研究所の田原先生が配筋の検査に
来られました。


07.08.02


今日はコンクリート打です。
台風も少し反れた影響で、無事予定通りコンクリート
が打てました。願わくば、明日には少し雨が降ってく
れるとコンクリートにはベスト状況になるのですが。


今日打設できたことで、予定通り盆明けには建て方が
出来そうです。


07.08.17


お盆休みも昨日で終わり、
今日からまた現場が始まりました。
仕事始めは、構造材の搬入です。
今回は吉野の阪口さんに材料をお願いし、
プレカットは、特殊な屋根組みなので
奈良の丸紅さんにお願いしました。

今日から年末まで大工工事が続きます。
大工は、「羽黒の家」でお世話になった
鈴木くんと浅井くんです。
彼らに任せれば、
きっとすばらしいものになると思います。


07.08.24


休み明けの材料搬入から土台付けの段取りをして
今日で設置が完了し、
いよいよ柱を立てていく工程になります。
木造の場合は、土台が終わると一気に
柱が建ってしますので、
いきなり工程が進んだように思いますが、
それ以降の仕事が何倍も控えています。
今回は、梁組みが複雑なので、
レッカーなどは使わずに手上げで行なうことにな
ったので時間はかかりますが、
明日には形式的ではありますが、
お施主さんも来ていただき、
上棟のお祝いをする予定です。


07.08.25



昨日のうちに周囲の柱梁は終えて、
今日は朝から屋根梁組みに入りました。
約6M角の平面に梁を掛ける場合、
常識的には梁を直交させて架け渡すのですが、
そうすると梁せいが40cmほどになってしまます。
また、長さ4m以上の材料は、種類も少なく値段も
高くなります。そう言う諸処の条件を考慮し、それ
を解決するためにすべての梁を火打梁のように45度
で組んでくことにより、剛性も保たれかつ梁の長さ
とせいも小さくすみ総じて木を使う量も少なくなり
ます。ただこのある種機械的な木組みは、手で加工
するよりも図面通りに加工できるプレカット向きの
工法だと思います。もちろん丸紅ランバーさんの
プレカットの技術がすばらしかったおかげではあり
ますが、予定通りすべての梁をレッカーを使わずに
人力で1日で納めることが出来たのも、この工法が
今という時代に何か新しい提案をしているというこ
とだと思います。ちなみにこの梁せいならば、10m
角のプランまで可能とのことです。

下の写真は、最後の梁を入れて、
晴れて上棟となった瞬間です。
よくある合掌組みとは全く異なるので
少し変ですが、今日はお施主さんを交えて
上棟のお祝いを行ないました。


07.09.07



パソコンがクラッシュし、
しばらく更新できませんでしたが
現場は順調に進んでいます。
現在は、屋根と外壁の下地が貼り終わった状況です。

一気に外観のボリュームが姿を現しました。
私の中では、はっきりと完成のイメージが
でき上がっているのですが、
たいがいは,良い方に期待を裏切ってくれるので
それが楽しみです。

下の写真は、先日組んだ梁を室内から見上げたところ
です。最終的には隠れてしまうのですが、
とてももったいない気がします。

いつかの機会に木組みの美しい建築を作ってみたいと
思いました。


07.09.14


今日は防水工事です。
今回もFRP防水です。
4人の職人で一日がかりの仕事になると思います。

建物内では、大工が内壁の段取りや
加工を行っています。


07.09.27


しばらく更新しませんでしたが、
現場は順調に進んでいました。
写真はロフトの床になる部分の
梁や柱の建て方をしています。
ここ2週間はこの材料の加工を行っていました。
その成果が今日形となって現れました。

材種はくり材です。
「幡豆の家」でも使用しましたが、
くり材の男性的で力強く、
それでいて優しい印象は
空間に重厚感と暖かみを
与えてくれると信じています。


07.10.05


昨日、一昨日と床暖房のヒーターを敷設し、
今日はその上にコンクリートを打 設しました。
このコンクリートはそのまま床の下地にもなり、
蓄熱層にもなります。

床のコンクリートが乾くまで、
数日間は現場の工事はストップです。
その間に床の加工などをします。


07.11.09


数日前に現場が再開しました。
今日はロフトの床の搬入です。
床といっても既成のものではないので
45mmのナラの板を10日ほどかけて
製材し加工をしました。
すばらしい出来上がりで
ロフトの床にはもったいないくらいです。
来週中には貼り上がると思うので楽しみです。


07.11.13


昨日からロフトの床を貼り始めました。
ナラの板から手加工した床は
やはりとてもいい感じに仕上がっています。
この床はそのまま下の部屋の天井板になっています。
したがって、天井もすばらしい仕上がりです。
一石二鳥ではなく、一木二鳥といったところです。

遅ればせながら写真は、大工の鈴木君と浅井君です。
「羽黒の家」でもお世話になった大工さんです。
今回は彼ら二人が完成までがんばってくれます。


07.11.15


屋根の断熱材の設置です。
今回屋根に使う断熱材は、
ウールブレスという断熱材を使用しました。
羊毛とポリエステルの混毛で出来た
この断熱材は、調湿効果も高く、
厚さ20cmというボリュームにも
惹かれ採用しました。


07.11.20


断熱の設置後、
先週は合板を貼ったところで終わりました。
今週はその上にプラスターボードを貼り始め、
今日でそれも終わる予定です。
この後、外壁の下地工事に入ります。

ちなみに今日は造作材の搬入も行いました。


07.12.11


久しぶりの更新です。
今は枠の加工に専念しているので
現場はほとんど変化していません。
月末からはまた進むと思います。
今日は久々に現場に違う職人が入りました。
板金職人の伊藤さんです。
今日明日で外壁の水切りと屋根の笠木の取付です。
一週間ほど前に打合せをしました。
今回も銅でお願いしました。


07.12.12


昨日は雨にも関わらず、一日仕事をしたようで
朝現場に訪れると、思った以上に進んでいました。
昨日のうちに屋根の笠木一部を終わらせていました。
今日中には完璧に終わるようです。
毎回感じることですが、
伊藤さんの誠実な人柄は、
本当に仕事にも現れています。


07.12.20


大工工事の様子を報告することは
長らくなかったですが、
別に休んでいた訳ではありません。
今回の現場は、木工事が多く、
枠の加工に結構手間がかかります。
やっと一カ所出来上がり、
本日取付となりました。
今後数日は、枠の取付けの
ご報告ができると思います。


07.12.21


昨日に引き続き、
今日はメインの開口部の枠の取付です。
今回の工事は大工としての見せ場が多く、
この開口部廻りは一番の見せ場になるところです。
開口の大きさ、枠の見附など
数々の思索を重ねて
この寸法にしました。
もう少しで結果が出ます。
なんだか枠枠(ワクワク)してきます。


07.12.22


昨日から始めた枠の取付が一部完了しました。
枠や無目で切り取られた景色は
イメージ以上のできだと思います。
この空間に緊張感を損なわない
ちょうどいいボリュームだったように思います。


08.01.08


正月中は特にトラブルもなく、
昨日から無事現場も再開しました。
昨年末にメインの開口部の枠付けも終わり、
しばらくは、その他の枠の加工と取付けになります。

私の仕事は、以前描いた施工図の
最終確認に追われています。
実際の空間に入ってからあらためて
考え直すことは、より完成度を高める
ためには欠くことのできない作業です。

したがって、枠廻りの納まりなどは
最初の図面と違っていることがよくあります。
いずれにしてもクライアントからの
厚い信頼があってのことです。


08.01.18


枠の取付も順調にすすみ、
来週からは壁や床の施工の工程に進みます。
写真は壁の断熱材の取付けのものです。
断熱材はよく使うパラマウント製のサンイーという
笹かまぼこ状のグラスウールです。
いつもと違うのは厚さです。
いつもは90mmですが、今回は壁厚いっぱいの140mm
です。ほぼ北海道などの厳寒仕様です。
この断熱材の良いところは、断熱性が高いことと
へたりがほとんどないこと。
それに施工性が良いことです。


08.01.31


今日,宮島くんの工房にキッチンのカウンターが入り
ました。今回は半年以上前に見つけたレッドオークの
一枚板(厚み60mm長さ3.5M)を2枚使いキッチンを作
る予定です。今まで以上に家具らしいキッチンになる
と思います。その存在感はおそらく相当なものだと思
います。木仕事もそれに釣り合うようなものでなくて
はいけないので枠の見込みや納まりには相当悩みまし
た。3週間後にはキッチンも現場に納まる予定です。


08.02.05


昨日から床貼りが始まりまっています。
今日は床のコンセントや薪ストーブの
位置、その他、階段の納まりや枠の
の打合せなどを行いました。


08.02.09



今日は,宮島くんの工房に先日搬入した
キッチンカウンターの様子を見にきました。

写真のようにもうすでにきっちりと納まっていまし
た。やはりいつものカウンターと違い一枚ものなの
でその存在感は格別のものがあります。もちろん割
れなどの癖は出やすいですが、それを上回るほどの
存在感は
筆舌に尽くしがたいものがあります。

下の写真は、ワレ止めのための細工です。
この部分は側板で隠れてしまいますが、
将来割れる可能性が高いので、
隠れた部分でのこのような細工がとても大切です。


08.02.15


今日から壁のプラスターボード貼りです。
この仕事も壁のひび割れをできる限り防ぐために
注意することがあります。
ボードの継ぎ目を碁盤の目のように合わさずに
レンガの目地のように貼ります。
そしてビスを通常の倍ほど細かく打つことです。


08.02.20



昨日は、ホリーウッドバデーの宮島くんが
今日からの左官仕事の前に
キッチンを納めにきてくれました。
後日、引き出しなどが入った段階でお見せしますが
全長5,3Mのキッチンは圧巻です。

上の写真は、階段板を受ける鉄の板を
コンクリートに溶接しているところです。
やってくれているのは、いつもサッシを
取付けてくれるサッシ職人の後藤さんです。
サッシの仕事ではないのですが、
同じ溶接仕事なのでお願いしました。
やっぱりうまいので半日ほどで終わってしまいました。

下の写真は、うちのスタッフの籾山くんと
左官の松田くんが足場を組んでいるところです。
今日から10日ほど壁との悪戦苦闘が始まります。


08.02.21


吹き抜けに足場を組んで今日からは、
ボードの目地やビス頭の処理です。
うちのスタッフも参加して
今日中に終わらせてしまう予定です。


08.02.28




今日から本格的に内外壁の仕上げにかかっています。
本当に長い間ブルーシートがかけられていて
外から見ている人は、大工さんは来ているけど
いったい何をやっているか不思議だったみたいです。

写真のように4人で貼っているので
おそらく4、5日で貼り終わると思います。
外壁の厚みは20ミリで通常の倍ほどの厚みがあります。

当初は10ミリで設計していたのですが、
枠との納まりや耐久性や厚みがかもし出す
存在感には変えがたく、厚板を採用しました。

既成のものでは、巾や形状に思うようなものがなく
吉野の中央木材さんにお願いし、
特別に作っていただきました。
丸太から乾燥、製材に至るまで
ほぼ一年を費やし、晴れて日の目を見る時が来ました。

やはり、無垢板は良いです。
この厚みの持つ意味は、実物を見ないと
決して感じることが出来ません。
写真では分かりません。

今の建築家が最もおろそかにしていることのひとつです。

室内では、松田くんと応援の左官さんが
珪藻土の仕上げをしています。
この平滑で研ぎすまされた仕上げは
プロならではの仕事です。
室内は糊(のり)の匂いでいっぱいです。

下の写真は、洗面所の設置に
宮島くんが来てくれています。
先日のキッチンの設置には立ち会えなかったので
今日はいろいろ打合せをしました。


08.03.3


珪藻土塗りの仕事が差し迫ってきたので
今は4人で階段を納めています。
おそらく今日明日で終わると思います。

外壁を貼るのも後2日ほどで終わると思うので
だいぶ大工工事もかかりましたが
今週でどうやら目処がつきそうです。

その後は一部左官仕事が残り、
その他は、建具や設備、電気など
の仕事に入っていきます。


08.03.06


今回始めての仕上げを試みています。
といっても特別なものではありません。
それは浴室を床以外すべてFRPで仕上げるというもの
です。いつもは漆喰などで仕上げますが、掃除しやす
いという強い要望にお応えしたものです。通常のFRP
防水にサーフェイスという仕上げに使う滑らかなガラ
スクロスを貼って仕上げるものです。この上にトップ
コートを塗り、光触媒の塗装を施します。どれほど機
能的なのかは、数ヶ月後に答えが出ると思います。


08.03.11



今日は階段の内外の壁塗りです。
局面をきれいに塗るのはもちろん難しいですが、
内側の階段板との取り合いは
大変手間のいる仕事で
とても苦労していました。
3人掛かりで丸っと1日かかって仕上げました。

出来上がりは、すばらしいもので
夜になり照明が当たると
柔らかな光を反射するオブジェのような
階段です。


08.03.13


いよいよ今日、足場をばらす日になりました。
なが〜い間足場とシートがかかり
全く全容が分からずに
周辺の人は、途中工事がストップしてしまった
かと心配していたそうです。

やはり杉板の持つ独特の存在感は
私の想像をはるかに超えて
私の未熟な創造力を
十分にカバーしてくれています。


08.03.17


外構工事がいよいよ始まりました。
毎回ですが、今回も斜面なので
やることはたくさんあります。
仕事は桜井造形舍の桜井くんです。

オープンハウスぎりぎりまでかかると思います。

今日は水工房(改はうすキーパー)の矢野さんも
本格的に外部の給排水工事にかかりました。


08.03.21


雨で少しずれましたが、矢野さんが
外部の排水管の敷設をしています。

ほぼ毎回斜面なので慣れてはいますが
手間は平場に比べれば相当かかります。

今回はそれでも土質が良いので
大分助かっているようです。


08.03.22


左官の松田くんが、
玄関の石貼りをしています。
今回は乱形の石なので
彼の感性がハッキリ現れます。

設計者としてはそれも楽しみのうちです。


08.03.25



ここ数日は、室内外とも多くの職人が現場に入ってい
ます。

外構工事は、途中雨に見舞われましたが順調に進み、
手の込んだ土留め工事がだんだん完成しつつあります。

入り口では、鉄職人の金森くんが門扉を取付けにきて
います。相当手の込んだ物ですが、それをあまり感じ
させない金森くんらしい品のある物に出来上がってい
ます。

室内では、建具の樋口くんが応援の職人さんを連れて
建具の取付けにきています。それでも3日ほどかかり
そうな感じです。

その他室内では、左官の松田くんが壁を塗っています。

設備の矢野さんも入る予定でしたが、
風邪でダウンしたようで、今日はお休みでした。


08.03.26



今日も現場は大勢の職人で賑やかでした。
今日は宮島くんがスタッフを引き連れて
キッチンの引き出しや吊り戸棚を
取付けにきてくれました。

今回のキッチンは長さが5Mを超えるので
さすがにその存在感は圧巻です。
既成のシステムキッチンを見慣れている人には
ぜひ見てほしいキッチンです。
このキッチンがあることで空間が
ぐっと引き締まった感じがします。

私が設計し監理していることで
破格の金額で宮島くんはやってくれていますが
コストパフォーマンスは言うべくもありません。

今日はその他に薪ストーブの設置しました。
今回はヨツールから急遽変更し、
ピキャンオーブンというオーブン機能の付いた
薪ストーブにしました。

デザインも納まりもぴったりだったような気がします。


08.03.31



オープンハウスも2日間で100人近くの来訪者が
あり、おかげさまで無事終了することが出来ました
同業者が8割近くを占めるオープンハウスは本来の
目的を達成するものではありませんが、見に来てい
ただいた方に少しでも何かを得て帰っていただけた
のであれば、クライアントのご理解のもとにオープ
ンハウスを行わさせていただいた意味があったと思
います。しかし、このような状況で毎回オープンハ
ウスを行うことは私自身にあまり実感がなく、毎回
行う意味を考えたりもします。できればオープンハ
ウスに参加された方は、感想やアドバイス、質問な
どをいただければ、今後も続けていく意欲になると
思います。この現場も後は少しの手直しと引渡しで
終わります。その後はクライアントによって新たな
歴史が作られます。それが豊かなものとなるように
心から祈りを捧げずにはいられません。最後に多大
なご理解と信頼をいただいたクライアント、心を込
めて作っていただいた職人さんたちにこの場を借り
てお礼を申し上げます。ありがとうございました。